副作用栄養豊富なモリンガは、薬箱の木と呼ばれることがあります。
それならば、逆に気になるのは副作用ですよね。

基本的にモリンガは食品なので、薬のような副作用は見つかっていません。
しかし、特定の症状の人が、過剰摂取や継続的にモリンガを飲む場合は、注意が必要だとする意見もあります。

そこで今回は、モリンガの副作用や注意事項をまとめてご紹介しようと思います。

モリンガと薬の相互作用に注意

薬薬箱の木とも呼ばれるモリンガには、血糖値を抑えたり、血圧を下げたりする可能性が示唆されています。
モリンガは薬ではないのですが、同様の働きのある薬を飲んでいる場合は、注意したほうが良いかもしれません。
例えば、血糖値を下げる薬を飲んで、一緒にモリンガも大量に飲んだ場合、血糖値が下がりすぎてしまうという可能性が0ではありません。

下記に当てはまる方は、医師に相談してからモリンガを飲むかどうか決めることをおすすめします。

  • 血糖値を下げる薬を飲んでいる人
  • 血圧を下げる薬を飲んでいる人

該当する方は、下記の関連する記事も参考にしてみてください。


厚生労働省の注意喚起vs国際機関の推奨

妊娠モリンガは、妊娠中、および妊娠前後の栄養補給に適しているとして、海外では緑のミルクと呼ばれています。
しかし、厚生労働省が妊娠中のモリンガの摂取について、15年以上前に注意を促しています。
一方で、国連機関は妊娠中のモリンガの摂取を推奨しています。

厚生労働省の注意喚起は、下記の通りです。

極めて限られた情報として、モリンガの葉の抽出物を妊娠ラットに対し高用量を経口投与したところ、流産がみられたとの文献報告がありました。
このため、モリンガ(加工品を含む。)の摂取に際しては、妊娠している方又は可能性のある方は十分にご注意して下さい。

これとは反して、海外では妊娠中の方にモリンガの摂取が勧められています。

【国連の世界食料機関】

妊娠中の女性や小さな子供にモリンガを推奨する。

引用元:Moringa【FAO(国際連合食糧農業機関)】

【国際科学医療ジャーナル】

流産などの妊娠中のリスクを防ぐためにモリンガを推奨する。

どの情報を信じていいのか難しいですよね。
事の真偽は別にして、妊娠中にストレスや不安を感じるのはよくありません。
少しでも、モリンガを食べることに不安を感じるのであれば、食べないほうが良いと思います。
気になる方は、担当の医師に相談してみてください。

β-カロテンの過剰摂取は問題なし

βカロテンとビタミンAモリンガにはビタミンA(β-カロテン)がたくさん含まれています。
これについて、ビタミンAの過剰摂取は危険だとする意見があります。
たしかにサプリメントなどでビタミンAを多量摂取するのは危険なので、摂取量の上限値を厚生労働省が発表しています。

しかし、モリンガに含まれているのはプロビタミンAと呼ばれるβ-カロテンです。
β-カロテンは体内で、ビタミンAが不足したときに、ビタミンAに変換されます。
逆にそれ以外の時はビタミンAに変換されず、貯蔵もしくは排出されます。
そのため、β-カロテンを多量摂取しても危険性はありません。

内閣府の食品安全委員会も「β-カロテンの過剰摂取は問題ない」と発表しています。

食事摂取基準の上限量の算出にもβ-カロテンは含まれていません。
…(中略)…
プロビタミンAであるβ-カロテン等カロテノイドは、体内で過剰となるとビタミン Aへの変換が減少するので、特定の健康障害を引き起こすことはなく、一般的に安全と考えられています。

多量摂取でお腹がゆるくなる

便秘に悩んでモリンガを飲んでいる人もいます。
そのことからも推測されますが、モリンガをたくさん飲むとお腹がゆるくなることがあります。
副作用ではありませんが、出かける直前に飲む時は、このことを留意しておいてください。

モリンガの副作用と注意点のまとめ

モリンガを飲む場合、下記の状況下にある人は医師に相談することをおすすめします。

  • 血糖値を下げる薬を飲んでいる人
  • 血圧を下げる薬を飲んでいる人
  • 妊娠中の人

日本で「モリンガ」と言っても伝わらないので、医師に相談する時は「モリンガという植物を原料にした青汁」というとわかりやすいと思います。

また、もともとの体質や多量摂取によりお腹がゆるくなることがあります。
副作用ではありませんが、この点は留意しておいてください。